開放感とオシャレを兼ね揃えた、吹き抜けの魅力

今回は、吹き抜けについてご紹介します。

吹き抜けとは

吹き抜けとは、上下のフロアの間に、天井と床がなく、最上階の天井までつながった空間のことを言います。
たとえば、商業施設などで、上の階から一番下のフロアを見ることができたり、反対に、一番下のフロアから、上の階を見上げたりできるつくりも、吹き抜けとなります。
吹き抜けは、開放的な空間を演出でき、デザイン性も高いです。
吹き抜けのある家のメリット、デメリットについてご説明します。

メリット

1. 家全体が広く感じることができる

吹き抜けがあることによって、最上階の天井まで見上げることができるので、視覚的に広々と感じられます。
また、普通の家と比べると、圧迫感が少なく、とても快適な住環境に感じられるでしょう。

2. 家族がより近くに感じられる

吹き抜けのある家は、下の階と上の階がお互いに目が届き、声も届くので、自然とコミュニケーションが取りやすくなります。例えば、1階から2階に声をかけたりできるので、家族の距離感がより近く感じられます。

3. 自然光が入り、明るい

吹き抜けの上の階の壁には、窓を設置するのが一般的です。
そのため、上の窓から差し込む光が、吹き抜けによって、下の階へ届き、自然光で室内が明るくなります。

デメリット

1. 上の階の床面積が減ってしまう

吹き抜けがある空間は、上の階の床が無くなるため、必然的に上の階の床面積が減ります。
そのため、設計する際には、吹き抜けを作った場合に、部屋数がどのように変わるかは注意が必要です。

2. 音が響きやすい

上の階と下の階でコミュニケーションが取りやすい反面、不必要な時に声や気配を感じてしまうのが吹き抜けの短所です。たとえば、上の階で子供が集中して勉強したいのに、下の階の笑い声や、テレビの音などが気になってしまうなどがあるため、家族で気を配る必要があります。

3. メンテナンスが大変

吹き抜けのある空間は床がないため、上の階の壁に設置した窓を手入れする時や、天井の照明の交換をする時などは苦労します。対策としては、設計の際にキャットウォークと呼ばれる細い通路を設置することで、メンテナンスが容易になります。

吹き抜けの家は、メリット・デメリットを踏まえたうえで、ぜひご検討ください。

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