CAFÉ×FRENCH

使いやすい&かわいい! コの字型の白いキッチン

H様ご夫妻の家づくりのテーマは「フレンチ&カフェ」でした。塗り壁や無垢材など自然素材へのこだわりも特徴の一つで、奥様が収集した照明器具や小物類と響き合い、独自の空間を創り出しています。こだわりの数々はLDKと水まわりに表現されています。特に目を引くのはリビング&ダイニングの床材で、パインの無垢材を3色に塗装してランダムに張り分けています。一見するとお洒落なカフェやサロンのよう。ビンテージ感漂う空間はH様邸〝らしさ〟を醸し出しています。デザイン性のみならず機能性も考慮され、奥様こだわりのキッチンは使い勝手を優先した「コ」の字型です。作業スペースもゆったり確保しました。「女の子2人なので、成長とともに料理に興味を持ち、やがてお手伝いしてくれると思います。そんなときに3人でキッチンに立っても窮屈にならないよう、幅を広くしました」と奥様は話します。キッチンを支点にした家事動線も十分考慮されていて、家事スペース→洗面室→脱衣室→浴室まで一直線。その間にパントリー(食品庫)や収納が配されるなど、作業効率と空間利用を念頭に置いた間取りが特徴的です。 空間デザインと暮らしやすさを両立させた住まいが完成しました。

HIKARI×DESIDN

白い箱のような外観。おしゃれな都市型住宅

住宅地にたたずむI様邸は、スタイリッシュな平屋のお住まいです。一見するとシンプルな箱のよう。でも一歩入ると中庭から差し込む陽光が家中にあふれ、外観とは対照的な開放感に驚かされます。迎えてくださったのは若いご夫妻。以前は賃貸住宅にお住まいで、約1年間土地を探していました。

すまいポート21との出会いは、なかなか希望通りの物件が見つからずにいたある日、イオンモール浦和美園に行った際に、以前書店で購入した『埼玉の住まいづくり』に載っていた「すまいポート21」の店舗が道向かいにあることを知り、立寄ったことが始まりです。雑誌を見ていたので「設計コンペ」という複数社からプラン提案を受け、比較検討できるサービスには興味があり面白い家ができそうだと思われたとのこと。土地は南向きにこだわっていましたが、すまいポート21の一級建築士のアドバイスで、南向きではなくても理想の家を実現できることがわかり、選択肢が増えました。資金については、すまいポート21のファイナンシャルプランナーによるライフプランシミュレーションで万全。すまいポート21のサポートで土地も見つかり、設計コンペに臨みました。

コンペで出した要望は、「プライバシーを確保しながら、開放感のあるリビングでくつろげる家。」20社近くの建築会社がエントリーしてくれたことがうれしく、その中から5社を選定することは大変だったと振り返ります。元々自分の思いを伝えることが苦手というご主人。「各社にいろいろな視点からヒアリングしていただき、漠然としていた考えが明確になりました」と話します。そしてすまいポート21の一級建築士からの客観的なアドバイスを参考にしつつ、独創的なプラン提案をしてくれた建築会社に決めました。 完成した家は期待通り、隅々にまでご夫妻のこだわりと工務店の設計士のアイデアが満載です。ロの字型の平屋は、I様ご要望の「プライバシーの確保+ 開放感」を実現できます。外の窓を小さく取り、中庭から外光を取り込めるのは平屋ならではといえます。リビングは中庭に面し開放感満点。小さな窓の外観から一転開放的なリビングが広がるこだわりと遊び心満載の家内装もご夫妻のセンスに加え、設計士が次々と斬新な提案をしてくれたそう。床はI 様の希望で無垢のナラ材にし、設計士の助言でデザイン性の高い韓国張りを選択しました。リビングの隣にある和室のふすまも、設計士の案で和紙貼りです。和紙の風合いで上質な空間に仕上がっています。寝室は、テレビや好きなスポーツチームのユニフォームを飾るためのピクチャーレールが設置され、第2のリビングのようです。

住宅展示場では知ることのできない建築会社に出会えて、理想以上の家ができた、と話されるご夫妻の笑顔が印象的でした。

STYLISH×GARAGE

中庭、キッチン、サニタリーにもこだわったおしゃれな空間

人も、外見からは想像もしなかった内面を見たとき、その魅力が何倍にも感じられることがあります。K様邸はまさにそんなお宅。リビングに通されると、そこにはシャープな外観や、大きな窓が見当たらない南道路側からは想像もつかないような、光に溢れ、木のぬくもりに包まれた開放感あふれる空間が広がっていました。中庭を通して、吹き抜けから降り注ぐ光が、リビングの奥まで明るく照らしているのです。案内していただくと、1階部分は、中庭を中心に南側に水廻りとバイク用車庫、西側に玄関、北側にリビングが配されたコの字型になっていました。「50坪を切る土地で、まさか中庭を提案されるなんて」とご夫妻が驚いたという中庭は、お子様のお気に入りの場所。採光という役目の他、人目や危険を気にせずお子様が存分に遊べる、なくてはならない場所となりました。日当たりとプライバシー両方を確保した、見事なプランです。

ご主人の愛車である2台のバイクが収まるビルトインガレージが欲しい、という要望に対して、土地が限られた広さである中、8帖もの空間が実現したのも、プランニングの妙なのでしょう。お気に入りのショップをイメージしたガレージは、ご主人の服や机も持ち込んで、趣味の部屋に仕上げる予定だとか。居住空間と同じように断熱材も入れ、入れられない鉄骨の基礎の部分は、立ち上がり部分の内壁にNASAが開発した熱を伝導しない素材を使った断熱塗料を塗布。寒がりのご主人も大満足の空間に仕上がりました。 建築家のプラン力、建築会社の施工力とコーディネート力、そこにご夫妻のこだわりと情熱が融合し、暮らしやすく美しい家が完成しました。

MUKU×NUKU

木のぬくもりあるリビング、空の見える浴室など自然を感じる住まい

まるで一本の大きな木のよう。ゆるやかな傾斜地にそびえ立つように三層と二層部分で構成されたT様邸は、幹が太く、どっしりと根を張った大樹のような存在感です。

「祖父母の家は大工さんが建てた昔ながらの木の家で、子供の頃によく過ごしたその家に思い入れがあって、木の家で暮らしたいという思いがあったんです」というご主人が住まいづくりのパートナーに選んだのは、木の特性を生かし、伝統的な木組み架構で家づくりをする建築会社。「飯能の山に行って、わが家に使う杉の切り出しを体験させてもらいました。ほかにも使う木材を見せてもらって、これがすべて自分の家に使われるのかと思うと感慨深かったです」。

T様邸は、半地下にガレージと収納、一階にリビングと続き間の和室、三段上がったスキップフロアにダイニングキッチン、二階に子供部屋、納戸、寝室、浴室とサニタリールームという間取り。中でもご主人が一番こだわったのは、小さな庭を含めた一体感のある1 階の空間造り。リビングを中心に和室とダイニングを間仕切りなしでつなげることでどこにいても人の気配が感じれて大人数集まってもゆっくりくつろげるようになっています。「家族や友人達が集まれることを大事にしたいんです。うちは親族の集まりも多いんですが今は子供が増えてゆっくり出来る場所がないので自分たちの家で作ろう、と。子供達が小さいうちから交流してそれが大人になっても続くようにと言う願いを込めて。」大勢の人がいてもゆったり過ごせるのは、面積の広さだけではなく、天井高2m90㎝という空間の広がりによるもの。天井は太い丸太や梁が見える“あらわし”で、木組みの造形美を感じられる空間となっています。

リビングと続き間の和室の仕切りに使われているのは八寸の杉の大黒柱。「最初の設計ではもっと細い柱の予定だったのですが、見学させていただいたお木の性質を見極め切り出し、木取りし、組む。職人だけが造れる家宅に使われていたこの柱に魅せられて替えていただきました」。

構造上必要な部分以外はほとんどが杉の無垢材というT様邸では、二階の子供部屋のあらわし天井やバルコニーに節の多い部分が使われるなど、適材適所という考え方で、余すところなく木取りされています。「家の中のどこというより、この建築会社を選んだことが一番自分たちらしいと言えるかもしれません」と話すご主人。両者の思いが込められたこの住まいは、大きな木に抱かれているように優しく、温かく、ご家族を包んでくれることでしょう。

NAKANIWA×FACTORY

DIY作業ができるファクトリー、庭を眺められる浴室など至福の空間

濃紺と白をメインカラーに部分的にグレーをあしらい、すっきりとシンプルな外観が際立つS様邸。日没後はダウンライトがほんのりと玄関周りや外壁を照らし、ご主人がお仕事から帰宅するたび、安らぎを感じられる夕景となっています。

住まいづくりのきっかけは、ご主人の職場の先輩がすまいポート21で設計コンペを経て、御自宅を新築されたこと。まずは店舗を訪れ、担当者に土地の取得についても相談されたのだとか。気に入った土地が見つかり、設計コンペを利用されたそうです。すまいポート21の一級建築士のアドバイスのもと自分たちが設定した予算と条件の中で理想の住まいを実現させてくれる設計プランを比較検討することで、実際にどんな家が建つのかイメージが膨らんでいったそうです。

家族が生活を楽しめるような間取りの家にしたい、という思いが強かったご主人。設計コンペでは、5社の中から理想をすべて取り入れてくれた建築会社を選びました。住まいづくりに対するフィーリングの近さ、スタッフの人柄、相性の良さも決め手になったそうです。一番のこだわりは、ご主人のワークスペースであるファクトリー。趣味である車や楽器のカスタム、室内の棚などのDIY作業を心ゆくまで楽しめる基地です。集中できる空間でありながら、孤立することなく家族とのつながりが保てるよう、各部屋の配置が工夫されています。ファクトリーから中庭を囲んで、リビング、キッチン、二階部屋、ベランダが一体となっているところです。どこにいても家族の様子がわかりつながりが持てます。中庭には当初、ウッドデッキ設置の予定でしたが、奥様のご要望で人工芝とタイル敷きに。お子様が遊ぶ様子を、奥様はリビングで家事をしながら眺められます。

S様のもう一つのお気に入りは浴室。ゆっくりと長風呂を楽しむのがお好きなご主人のためご主人のワークスペースであるファクトリーから中庭を囲んですべての空間が一体となった住まいに、中庭に面した明るく開放的な場所に配置された浴室で、音楽やテレビを鑑賞しながら空を眺め、入浴する…一日の疲れを癒す至福のひとときを満喫されています。 リビングの天井を吹き抜けのように高くすることで開放感を得るのはもちろんリビング階段を美しく機能的に実現することができました。また、高い天井の上のスペースをロフトとして活用することで、二階はとても広いスペースになりました。家族の暮らしを一つにつなげる中庭を囲み、日々を生き生きと楽しみながら絆が深まる暮らしが始まっています。

SIMPLE×PLANE

高低差の使い分けで、居住空間に広がりを

一般住宅の天井高は2・4メートルほどですが、I様邸はそれより20センチも低い2・2メートルです。「低い=狭い」と思いがちですが、 床から天井ギリギリまでが開口部となるため、天井が低くても開放感が感じられます。しかも、リビングが吹き抜けになっているので約14帖のLDKは数字以上の広さに。高低差の使い分けが空間に広がりをもたらしました。

また、北側に配された約3帖の畳コーナーも広さの演出にひと役買っています。小上がりなのでさらに天井高は低くなりましたが、天井ギリギリまで伸びた障子(フィックス窓)の効果で閉塞感を感じません。

白い壁と障子越しに入るやわらかな自然光により、居心地のよい空間になりました。

FLEXIBLE×HIRAYA

新興住宅地に建つ、平屋建ての住まい。南面が道路に面する陽当たりのいい場所で、周辺環境はことのほか静か。ご主人の実家にも近く、勤務先にも車で10分程度と理想的な立地です。

それまで実家暮らしだったご主人はゆくゆくは家庭を持つことを視野に入れつつ、自らが理想とする住まいを建てることにしました。

その理想とは小屋と住宅の中間ともいえる「非日常空間」です。天井や壁は仕上げをせず、下地材が剥き出しのまま。素材感たっぷりの住空間は、荒削りな小屋のイメージそのものです。DIY好きのご主人は自らの手でカスタマイズするのを楽しみにしているとか。

そんなN様邸の室内を見回すと、部屋と部屋を間仕切る扉がありません。その理由についてご主人はこう話します。

建坪は約28坪とコンパクトな設計です。そのため各部屋を間仕切る扉をあえて設置せず、開放感を優先しました。将来、家族が増えて扉が必要になれば後からでも追加できます。暮らしに合わせてフレキシブルに対応できる合理的な住空間を望みました」

住まいを考えるとき、とかく「居室は広く、天井は高く」に重きを置きがちですが、ご主人の住まいづくりのスタンスは、身の丈に合ったコンパクトさでした。

「玄関は2枚の棚を付けただけでシューズクロークは設置しませんでした。靴は数足あれば十分だからです。将来的に必要になれば後からでも設置できるので問題ありません。お陰でとても広々とした玄関になりました」

こうした考え方は空間の有効利用のほか、建築費のコストダウンにもつながるなど的を射ています。

そんなご主人の最大のこだわりは、LDKと隣り合うインナーガレージです。愛車はミニクーパーのスポーツタイプ。およそ12帖のガレージはまさに大人の秘密基地といった趣で、リビングから愛車を眺める際のライティング(間接照明)のほか、電動の木製ガレージドアを設置しました。ワンランク上の天然木製にしたのは、小屋のイメージを再現したかったから。ご主人のこだわりが凝縮しています。「これから時間をかけて少しずつ、居心地のいい家にしていきたいと思っています」。

ガレージのある平屋建ての住まいは、DIY好き、車好きの面目躍如といえそうです。

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