マイホーム計画中の夫婦喧嘩ランキング こじらせると離婚リスクが増大! はじめに

はじめに:改めて気づく価値観の違い

マイホーム離婚って、ご存じですか?
せっかくマイホームという夢のある話なのに、そぐわない言葉だと思われるでしょうが、現実に起きることもあるそうです。
ある不動産関係者の話によると、いかにも凝ったつくりの新築物件が売りに出されていると、「マイホーム離婚かな?」と思い、せつなくなるそうです。
離婚とまではいかなくても、経験者の多くがマイホーム計画中に夫婦喧嘩をしたと回答。
互いに意見を出し合い、話し合ううちに、理解が深まりそうなものですが、対応を間違えると、後々まで影響が出ることも。
経験者に聞いた「マイホーム計画中の夫婦喧嘩ランキング」とともに、その対応についても考えてみます。

互いに譲れない理由がある!

マイホーム計画中に夫婦喧嘩が勃発(?)してしまうのは、互いの価値観が如実に表れてしまうからです。
別人格なのだから、価値観が違って当たり前。ふだんの生活では、どちらかが譲って、それなりに折り合いをつけることが多いので、深刻な対立にはなりません。
たとえば、飲食店選びで今日はカレーが食べたいなと思っても、相手が「和食がいい」と言えば「まっ、いいか。和食も好きだし」となるし、旅先を選ぶ時、ゆっくり温泉につかってのんびりしたいと思っていても、スキューバダイビングをしたいと言われれば仕方なくつきあうということもあります。
こうしたことは、「今回は譲ってやるか」「次は、こっちの意見を聞いてもらおう」と思えるから、それほど強固に主張しなくてもいいという気持ちで、余裕を持った対応ができます。
ところが、マイホームとなると、話は別です。多くの人はマイホームを取得するのは最初で最後のことが多く、そのため「ここを譲ったら、今後一生後悔するかも」という気持ちが働き、折り合いをつけることが難しくなります。
しかも、自分にとっては非常に大切で譲れないと思うことが、相手にとっては取るに足りないことのように扱われてしまう悔しさもあります。
自分にとって一番の味方だと思っていたパートナーが突然、自分のことをまったくわかってくれない人として映るショックも大きいのです。
そうした感情的な部分も重なり、冷静な話し合いができずに夫婦喧嘩へと発展してしまうようです。

譲るだけではうまくいかない!

では、マイホーム計画中の夫婦喧嘩を避けるには、こちらが大人の対応をして、何でも相手の主張を受け入れればいいのかというと、この対応の成功確率はあまり高くありません。
経験者の中には、「私にはこだわりがないので、すべて相手にまかせて喧嘩はなかった」と回答した人もいますが、多くの場合、「何もかも私にまかせて、自分では何もしない相手に腹が立った」という意見でした。
自己主張ばかりする相手も嫌だけど、何にも主張しない相手だと「その態度は何? 二人の家なのに、なんで私ばかりがいろいろ考えなくてはいけないの?」といった不公平感が出てくるようです。
このへんのバランスがとても難しいのが、マイホーム計画中の二人の関係性というわけです。

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