夫をその気にさせる水面下マイホーム計画 夢づくりの第一歩は夫から!⑧

その気になった事例 その3:夫の言い分を受け止める

マイホーム計画に乗り気でない夫の心配ごとランキングその3のマイホームを建てることによって将来の自由度が制限されてしまうのが嫌、その4の購入手続きが面倒くさい、その5の自分で維持管理するのが大変!という夫に対しての対処法は、結局、妻が夫の言い分をどれだけ受け止められるかにかかってくるようです。
夫の言い分を聞いて、「何を子どもみたいなわがままを言っているの?あなた、いくつ?そろそろ大人になってよ」と思う気持ちをグッと抑えて、妻のほうが一枚上手になるしかないという意見が多かったです。

夫の重荷を少しでも軽くする!

「マイホームなんて購入したら、自由に仕事を辞められなくなるから嫌だというのが夫の本音でした。えっ、家計のことはお構いなしにいつかは仕事を辞めようと思っているの?と怒りたいのはやまやまでしたが、それでは話は平行線。憧れのマイホームのためにそのツッコミは封印しました」とはHさん。
共稼ぎなので、自分も働いているから、住宅ローン返済の重荷は二人一緒で背負えばいい、イザとなれば家を売却する方法もあるので家は資産ともいえる、賃貸でも家賃がかかるのだから、住宅ローンは家賃と同じぐらいまでと最初に決めておけばいいなど、丁寧に彼の心配ごとへの対応策を出すことで心配の度合いを減らしていったそうです。
相手を大人だと思うと腹が立ってケンカになるから、自分の子どもだと思い、一つひとつ言い聞かせるような気持ちで臨みましたというツワモノもいました。
経験者からのアドバイスは、「こちらがイライラしたら負け。相手の気持ちに寄り添っているポーズは崩さずに」でした。

面倒な手続きは引き受ける!

「とにかく面倒くさがり屋な夫だったので、あきらめてマイホーム計画の準備は私がしました」とはIさんです。
「正直、少しはあなたもやってよ」という気持ちでいっぱいだったが、「ケンカするのも面倒くさいというような人ですから」とはIさん。面倒事を一手に引き受けるのは大変だけど、考え方を変えれば、自分の好きにできる(夫の希望より自分の希望を優先)チャンスだと思い直したそうです。
そうしておいて「書類のサインだけはあなたでないとできないから、お願いします」「忙しいとは思うけれど、担当者との打ち合わせには私一人では心細いので」とおだてることで腰の重い夫を動かしたそうです。

維持管理費計画も立てておく

マイホーム計画に乗り気でない夫の心配ごとランキングその5の自分で維持管理するのが大変!については、少なくとも維持管理費に関しては、住宅ローン返済のシミュレーションとは別に、ある程度の目途はついていると示すことで夫に納得してもらうほかありません。
経験者の中には、「維持管理に関してうるさい夫には、費用の面では予備費として年間〇万円を貯めること、そのために夫の小遣いを減らすようなことはしないと約束し、メンテナンスに関しては、予備費から業者に頼むようにして極力夫の手を煩わせないことにした」という人もいました。
こうして無事にマイホームを購入。実際には、夫の機嫌の良い時にちょっとした不具合の修理を頼むことで、予備費は極力使わないようにしているそうです。
要は、その時の夫をその気にさせられればいいのですから、「いろいろと夫に言いたいことはあるけれども、そこはガマン。こちらが一歩譲るだけで夢のマイホームが大きく近づく」というのが妻の本音でした。

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