夫をその気にさせる水面下マイホーム計画 夢づくりの第一歩は夫から!⑦

その気になった事例 その2:メリットを訴える

マイホーム計画に乗り気でない夫の心配ごとランキングその2のマイホームに魅力を感じないの対処法としては、夫にとってもマイホームはメリットがあると訴えることが大切だそうです。

趣味の幅が広がることを具体的に話す!

マイホームを購入しても得をするのは妻で、自分は住宅ローン返済にあくせくしなければならないだけだという夫に対して「あなたが好きな○○ができるよ」と具体的なメリットを挙げることで成功したというのがFさんです。
「車好きな夫だったので、広い車庫のあるマイホームを建てたら、洗車はもとより、空気圧の調整やタイヤ交換など、気兼ねなくいつでもできるよ。雨の日でも濡れないように、自動で開閉できる車庫にすればいいし…」と提案したところ、夫から「こんな車庫にしたいな」と要望が出てくるようになったそうです。
「本当は車庫にお金をかけるよりも、ほかにもっと予算を割きたいところはたくさんあったんですけれど、住宅ローンの返済者は夫だし、一つぐらいは夫の意見を通しておいたほうが、事がスムーズに運ぶと思いったので」とのことでした。
動物、特に大型犬が大好きな夫に対して、今住んでいる賃貸マンションは小型犬しか飼えない決まりだったので、憧れの大型犬と一緒に住めるよと言って、夫の興味を引いたという経験者もいました。
この方法は、趣味を持つ夫には有効なようです。ガーデニングが好き、大きなテレビでゆっくりと映画を見ることができる部屋がほしいなど、いろいろなパターンがあります。
趣味がないという夫なら、仕事部屋を確保する、日頃の疲れが取れるようなこだわりのお風呂にするなど、「あなたのために~」感を出すことがコツだそうです。

未来の家族のカタチを語ってみる!

「夫は、今の賃貸マンションで特に不便はないので、それでいいと言う人だったので」と話すのはGさん。わざわざマイホームを購入する意味を感じないというわけです。
そこでGさんは、「確かに、あなたの言う通りだけど、私は子どもが欲しいと思っている。そうなると、ここでは手狭だし、やっぱりマイホームが欲しい」と訴えたそうです。
ただし、ここで「子ども部屋が欲しいから」一辺倒で攻めると「その時は、もう少し広いところに引っ越せばいいじゃないか」となります。
そこで「あなたはプラモデルをつくるのがすごく上手だから、子ども部屋で一緒につくってあげて。きっと『パパ、パパ』ってまとわりつかれるかもね」といった具合に、そうした情景が浮かぶように具体的に語ったそうです。
「子ども部屋がテーマだけど、子どもが主役ではなく、そこに子どもと遊んであげるパパといったシチュエーションを織り込んだのが良かったと思う」とのことでした。
スポーツ好きな夫なら、庭で子どもとキャッチボールやサッカーのリフティングをするといった描写になるかもしれません。
「うちは、子ども部屋を持ち出しましたけれど、知人の中には、ゆくゆくはご両親と同居するかもしれないからと説得した人もいました」とGさん。
夫をその気にさせるのは並大抵のことではありませんが、夫側のメリットをちょこちょこ混ぜつつ、「マイホームを購入できたら、私はとってもうれしい」といった態度(ホント!あなたに感謝ですといった雰囲気)も忘れないのがポイントなのだとか。このバランスが大切で、どちらかだけに傾くと上手くいかないそうです。

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