夫をその気にさせる水面下マイホーム計画 夢づくりの第一歩は夫から!⑤

夫の心配ごとランキング:その5 自分で維持管理するのが大変!

マイホーム計画に乗り気でない夫の心配ごとランキングその5は、頑張ってマイホームを購入したものの維持管理費にどれくらいかかるのかが不安、あるいは、家のメンテナンスを自分でやらなければならず大変そうというものです。
マイホーム購入の目途がついたとしても、賃貸と違い、修繕費や税金など、マイホームを維持するためには思った以上にお金がかかるもの。だから、無事に住宅ローンを組めたとしても、想定外の出費があれば、本当に安定した暮らしができるのか不安になるというものです。
また、心配ごとその4にも通じますが、自分で家のメンテナンスをしなければならないのは大変そうだという心配です。

維持管理費のリスクは想像以上に高い!?

「妻はマイホームを持つことの喜びや楽しい暮らしばかりを想像しているけれど、意外と忘れがちなのが維持費問題。マイホームを所有すれば固定資産税が毎年かかるし、年数が経てば修繕費用も必要になる。そういう全体的な資金計画まで考えているとは思えない」と厳しい指摘をするのはEさんです。
マイホームのお金というと住宅ローンの借入額といった大きなお金には目がいくものの、毎年かかる維持費コストに関しては忘れがちです。
「よく公共施設建設で新築にいくらかかるかということが問題になりがちだけど、むしろ財政を圧迫するのは毎年かかる維持費というケースが多いものです。特に試算が甘いと、維持費がかかりすぎて毎年赤字となり、こんなはずじゃなかった!ということになる。それと同じで、分不相応な家を建てたら、その後、維持費が家計を圧迫するのは目に見えています」
マイホームはビジネスや財政問題とは違うのだからと反論したくもなりますが、維持管理費リスクへの心配は妥当なことです。
また、住宅ローンの返済さえクリアすれば大丈夫だと思っていたが、修繕費やリフォーム代が想像以上にかかってしまい、マイホームを持つことの大変さを実感したという経験者もいました。
「窓ガラス工事が必要になった時期と、車を買い替えたい時期が重なり、泣く泣く車はあきらめました」といった声もありました。
さらに、吹き抜けなどの開放的なデザインにしたせいで暖房や冷房代がけっこうかかる、広い庭付きにしたのはいいけれど水道代が倍になった、広いお風呂は気持ちがいいが水道代とガス代が増えたなど、水道光熱費アップも家計を圧迫しがちな維持管理費といえます。

家のメンテナンスが大変そう!

賃貸ならインフラやドアなどに不具合が生じても管理会社に電話するだけで修理してくれるけれど、マイホームは自らメンテナンスを行ったり、修理会社を手配しなければならず大変そうだ(面倒くさい!)という本音もありました。
「ドアがきしむ、電気がつかなくなった、バルコニーにウッドデッキを敷きたいなど、何かあれば『パパ、お願い』です。マイホームを建てたことで、もっとああしたい。こうしたいといったアイデアが次々に浮かぶようで、そのたびに用事を言いつけられて困っている」という声もありました。
君がやりたいだけなんだから、自分でやってくれよというのが正直な気持ちだそうです。
そのほか、憧れのガーデニングをするために広い庭のある一軒家にしたものの、年を取るにつれて庭の手入れがおっくうになってきたという年配者の意見もありました。
メンテナンス問題は、年月が経って劣化する物理的なものだけではなく、変化するライフスタイルに関わるケースもあるようです。

夫の心配ごとランキング上位の借金を背負いたくない、経済面でも心理的にも何かに縛られるのは嫌だといった個人的な心配ごとに対して、今回の維持管理問題は非常にリアルな心配と言えそうです。

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