夫をその気にさせる水面下マイホーム計画 夢づくりの第一歩は夫から!はじめに

はじめに:家を持ちたい妻、そうでもない夫

マイホームを購入する!といえば、男性のほうが積極的なのかと思いきや、経験者の話を聞くと、実際には逆パターンのほうが多いようです。
「あんな家に住みたい」「こんな家にしたい」と夢を膨らませる妻に対して、「そんなの無理だよ」「今のままでいいじゃないか」と消極的な夫という構図です。
つまり、夢づくりの第一歩は、そんな消極的な夫をどうやってその気にさせるか?から始まっているというわけです。
そこで今回は「夫をその気にさせる水面下マイホーム計画」と題して、夫の心配ごとランキングとその中身をじっくり研究。さらに、その気になった事例を集めてみました。

感情的になってはダメ!

夫婦といっても価値観はそれぞれ、物事の優先順位は違います。とても近い間柄だからこそ、ちょっとしたきっかけで“売り言葉に買い言葉”となり、話し合いがこじれることも多いのです。
たとえば、「そろそろマイホームを建てたいな」という妻に対して「そんなの無理だよ」と夫。「無理って、このままでいいの?私は嫌よ。頑張って家ぐらい建てようという気持ちにならないの?」「どうせ俺は稼ぎが少ないからな」と、どんどん話がズレていき、互いにもう話をするのも嫌!という状態になってしまいます。
こんな風に感情的になっては、うまくいくものもいかなくなります。マイホーム購入の相談窓口の担当者によると、「男性は奥さんに言われるとイライラして腹をたてやすい傾向がある」そうです。一方、同じ内容でも専門家から説明を受けると、割と素直に聞いてくれるとか。
一番近い存在だからこそ、何か言われると癪に障るということかもしれません。子どもっぽい気もしますが、マイホーム計画のためには、夫の“特性”をまずはしっかり把握しておくことです。

夫の本音を見極める

先ほど妻はマイホームを欲しがるけれど、夫はマイホームには消極的と紹介しましたが、夫だって何がなんでもマイホームを建てるのは御免だ!と思っているわけではないようです。
次回から「夫の心配ごとランキング」を紹介していきますが、経済的な不安や今後の生活の見通し、あるいはメンタル的に自由でいたいといった本音があります。だから、「マイホームは維持費がかかるから、一生賃貸のほうが気楽。マイホームは必要ない」という、一見するともっともな理屈で反対していても、本音は違っていることがあります。その本音部分をきちんと見極め、本音部分に対して説得していかないと夫をその気にさせることは難しいでしょう、
もっともな理屈でマイホーム不要論を説く夫に惑わされないようにしてください。

素直に「欲しい」気持ちを伝える

素直に自分の気持ちを伝えることは、誰でも難しいもの。けれど、夫をその気にさせるためには、まずは「私はマイホームに憧れている。できればマイホームが欲しい」という気持ちはきちんと伝えましょう。
つい「子どもの教育環境を考えれば…」「どうせ家賃とそんなに変わらないから」と理詰めでマイホームを建てるメリットを言いたくなるものですが、それは次の手段です。まずは自分の気持ちを伝えましょう。
この時のコツは「できれば~」のニュアンスを付けること。絶対に家を建てるぞ~と始めから強い意志を見せたら、夫の強固な反対にあう可能性があります。
そこで夫から「俺は要らない」と言われても「そうなんだ、わかった」と一度は夫の意見を受け止めるといいそうです。これは経験者の意見ですが、「私はできれば欲しい」と言い続けても、言い争いに発展するだけだとか。むしろ一度は夫の意見を尊重するという態度を見せると、夫も「ちょっと言い過ぎたかな。彼女はそんなにマイホームが欲しいのか」と感じ、マイホームを考える余地ができるとのこと。
まさに心理戦といったところですが、マイホーム取得には、家族のいろいろな意見を取捨選択しながら、みなが納得できるようにまとめあげていくことが求められるので、このテクニックは、マイホーム取得には必要なものといえそうです。

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