自分でできる現地調査。ちょっとしたコツで「いい土地探し」

すまいポート21宇都宮/総本部の大谷 敏子氏が伝授する土地探しのコツ、「すまいポート21的「土地探し」のポイント」をご紹介します。思わず「なるほど~」と言ってしまいました。

「住まいづくりの第一歩は土地探しから」という方は多いはず。当然のことながら、目ぼしい物件が出てきたら自分の目で物件を確認することとなります。
しかし、その物件のどこをチェックしたらいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで、簡単に現地調査ができるポイントをお教えします。
物件のこと、地盤のこと、周辺環境や価格について、まずはご自身で調査してみてください。

土地1

不動産屋さんの案内だけでなく、かならず歩いて100メートル四方を散策調査しましょう。
その際のチェックポイントは、

● 近くに嫌悪施設がないか。
● 平地か、傾斜がある丘陵地か。対象地への進入路の勾配は。
● 門や塀が傾いてる家はないか。
● 塀の基礎部分が異常に汚れていないか。シミ跡がないか。 (洪水・浸水跡)
● 近隣住宅の外壁にクラックはないか。
(地盤の不同沈下に伴うクラックは、幅が2~3mm以上になります。)
● 「痴漢に注意」など治安に関する看板をよくみるか。
※散策の際には、平日・休日・昼・夜や雨の日など数回実施できると BESTです!

土地2

100メートル散策で気づいたことを聞いてみる。
※この際、かならず、地域のことを一つほめてから聞くと、よく話してくれることが多いです。

また、開発分譲地の場合は、使用状況の調査は大切です。工場跡地や水田の場合、土壌汚染や宅地造成に木屑やガラをうめていないか確認しましょう。
※この調査についても近隣住民の方に聞いてみると良いと思います。住民の方は、ご自分への影響の有無からも何でも良く知っています。

売買価格の妥当性を探る
対象地が適性価格かどうか判断する目安として
※近隣の類似物件特性を持つ土地の公示価格を確認する。
※公示価格は県庁・市役所で閲覧できます。また、国交省のホームページにも掲載されています。
※公示価格の標準的な地点が近隣にない場合は「路線価」を元におおよそ算出します。
※算式… 路線価×8分の10=公示価格並み

いい物件探しのためには
沢山ある希望のなかでも優先順位を家族でしっかり話し合い、予算も含めてしっかりした考えを持つことが大切です。しかし、何故それが優先なのかを話し合ってみると、意外にも他の条件で補えることに気づくこともあります。予算と希望と市場も考慮して、いい土地を探すためにぜひ信頼できる専門家との相談をおすすめします。

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