全館空調と24時間換気って違うの?という質問を受けることがございます。
そもそも全館空調と24時間換気の大きな違いは、24時間換気を行わなくてはいけないという法律で定められているのが24時間換気システムです。外の新鮮な空気を取り入れ、室内の汚れた空気を排出するので温度を調整をするものではありません。
それに対し全館空調システムは法律で定められているものではありません。
家の中のどこにいても室温を快適に保つことができるというものです。
つまり24時間換気システムは空気の入れ替え、全館空調は室内の温度調整・・ということになり全く別物ということになります。
24時間換気システムは法律で定められている理由は?
新築戸建て住宅を建築する際に義務づけられていて、空気の汚れ、ほこり、臭いを排出し新鮮できれいな空気を取り入れることにより空気循環を向上させアレルギーや、シックハウス症候群等の症状なども抑えることができます。
全館空調システムのメリットは?
・家中どこに行っても快適な温度のため廊下に出たら急に寒くて・・などの急な温度差によるヒートショックを防ぐことができる。
・温度差によるアレルギー反応がなくなる。
・家の隅々まで温度が保たれるのでペットも快適。
・室内干ししてもすぐに乾く
・家中快適な温度のため個別空調とは違い大きな吹き抜けにしても寒くない。
・空気清浄機の役割も果たす。
全館空調のデメリットは?
・1台で温度調整をするため各部屋での温度調整が難しい。(製品によっては2℃程変更可能)個々で感じる快適温度の差があると
不満も出てくる可能性もある。
・初期費用が高額(200万~300万ほど)
・メンテナンスが必要
年に一度の専門家によるメンテナンスが必要。5万円程
・壊れた時には家中の空調が止まることになる。
・臭いが家中に充満しやすい。
・かなり乾燥するので加湿器は必要になる。
24時間空調は法律で定められているのですが全館空調は付ける付けないの選択ができます。
メリットデメリットをよく理解し各々の家庭に合った選択をするのが良いのではないでしょうか。
家づくりには知っておいた方が便利な項目が他にもたくさんございます。
すまいポート21はそのお手伝いをしっかりとさせていただきます。
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