お風呂のリフォーム

今回はユニットバスのリフォームの工程についてお話します。

リフォームの工程を話す前に、まずユニットバスの定義についてお話します。
ユニットバスとは、メーカーで浴槽・壁・床・天井などを部品に分けて製造し、その部品を現場でプラモデルのように組み立てて設置するバスルームのことを言います。
ここで注意したいのは、ユニットバスは「浴室・トイレ・洗面台が一つになったバスルームではない」ということです。普及した当時は、そのような3点が揃ったユニットバスが多く作られた為、この誤解が今もなお多いのが現況です。

近年では、在来工法の浴室(タイルが敷き詰められた昔ながらの浴室)からユニットバスにリフォームすることが主流となっています

ユニットバスと比較した場合、従来の在来工法の浴室では、次の3点がデメリットとして挙げられます。
(1)…防水機能が劣り、水漏れやシロアリの発生などで老朽化しやすい点、
(2)…段差があり、浴槽が高く、床が滑りやすいなど高齢者や子供にとって危険が伴う点、
(3)…気密性・保温性が低く、ヒートショック(温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動すること)につながる点などのデメリットが挙がります。

従来の在来工法の浴室を利用していて、リフォームを検討中の方は
是非ユニットバスへの切替はいかがでしょうか?

ここでは、ユニットバスのリフォームの工程についてご説明します
今回は、従来の在来工法の浴室からユニットバスへのリフォームの場合についてです。
全体で大きく分けて、4つの工程があり、施工期間は一般的に、5~7日程度が目安です。

―リフォームの工程―
①       養生  (1日目)
まず、浴室の解体やユニットバスの搬入をする際に、家の床や壁を傷つけない為に、ボードやテープで保護をします。この作業を養生といいます。

②       解体 (1日目)
養生をした後、既存の浴室の解体工事を始めます。
浴槽・壁・床などの解体・撤去を行い、基礎となる下地や土台の腐敗箇所がないか確認します。
長年使っている浴室は腐食、電食(電気化学的な腐食)などで老朽化している可能性がある為、ここで内部を点検し、交換・補強することが重要になります。

③       給排水工事、電気配線工事、土間工事  (2~4日目)
次に給水管・排水管の工事、電気配線の工事です。
新しい給水管・排水管の設置をし、電気配線の工事を行い、ユニットバスや照明、スイッチなどを設置する準備を整えます。
その後、土間工事を行います。土間工事では、コンクリートを打設して基礎を作り、ユニットバスを設置する床面を補強します。

④       ユニットバス組み立て
ユニットバスを搬入し、現場でパーツを組み立て、設置を行います
その際に、ユニットバスに合わせて配管工事を行い、その後、換気扇や照明器具などの設備の取り付け、電気の接続を行い、工事が完了します。

以上が、在来工法の浴室からユニットバスへのリフォームの工程でした。
弊社では、複数のリフォーム施工会社で比較検討ができる『リフォームコンペ』のサービスもご用意しています。
是非ご検討してみてはいかがでしょうか。

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