夫をその気にさせる水面下マイホーム計画 夢づくりの第一歩は夫から!⑥

その気になった事例 その1:プロのアドバイスを活用する!

マイホーム計画に乗り気でない夫の心配ごとランキングその1の住宅ローンに対する不安があって、マイホーム計画に乗り気ではない夫をその気にさせるには、自分で説得しようとせずにプロのアドバイスを活用すると良いそうです。
「はじめに」の項目でも紹介しましたが、男性は妻に言われると腹が立つけれど、専門家の言うことには素直に耳を傾けることが多いそうです。

仮審査と返済額シミュレーション

住宅ローンに対する夫の心配ごとには、「住宅ローンの審査が通るのか」といった不安があります。そこでまずちゃんと借りられることを証明することが大切です。
とはいえ、妻が「大丈夫よ」と請け負ったところで夫は信じません。そこで仮申し込みという形で融資の審査と実際の返済額シミュレーションをしてもらってはいかがでしょうか。
本審査でないとはいえ、「俺って、意外と借りられるんだ」とわかれば、マイホーム取得にも積極的になってくれるそうです。
また、返済額を数字で確認することで「もっと大変かと思っていたけれど、今の家賃と変わらないんだな」と実感することができます。
つまり、仮審査、返済額シミュレーションといったプロがはじき出した数字で夫を説得する方法です。
万一、審査が通らなかったとしても、ペアローンという手もあります。担当者のほうから「最近ではペアローンが増えているんですよ」と誘導してもらえれば、夫としても情けない思いをしなくてすみます。

住宅ローンは投資という考え方

住宅ローンを「30年間も続く、重たい借金」と考えている夫に対して、住宅ローンは借金ではなく投資だという考え方に変換してもらうことで、その気にさせる方法があります。
住宅相談センターのすまいポート21埼玉の担当者は、お客様に対して損益分岐点の話をよくするそうです。
たとえば、浦和美園の駅前のマンションを10年前に3,000万円で購入し、今年3,700万円で売却。この時、住宅ローンの残高は2,000万円あったが、3,700万円で売れたので、完済してもなおプラスになり、結果、資産が増えたという話をします。さらに、10年間住んでいたのだから、その間の家賃も浮いたことになります。
こういう風に具体例を挙げて説明すると、納得してくれる方が多いそうです。
大都市圏の埼玉県内なので買い手がつかないということは考えにくいのですが、万一買い手がすぐに現れなかったとしても住み続けることで、住宅ローンという投資は損にはなりません。
たとえば、先ほどのマンションを今年売却しようと思ったけれど、希望額を出してくれる買い手がすぐに現れず、売却が5年後になったとしても、家賃月10万円×12か月×5年間=600万円が浮きます。5年後だと、築15年と古くなるので売却価格が仮に3,200万円に下がったとしても、住宅ローンの残高も1,500万円に減っているはずですから、完済しても資産は増えていることになります。
こうした話を聞くと、住宅ローンに対するイメージがガラリと変わるそうです。

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